AGAの略称で知られる男性型脱毛症の発症時期は思春期からと言われるのですが、詳細な発症年齢が定められているわけではありません。
AGAの発症時期が思春期からということは中高生で発症してしまうかもしれないので、男性型脱毛症が気になり出したらすぐにケアをはじめるのが良いでしょう。
しかし、医薬品と認定されている育毛剤は未成年が使用することが認められていないのです。
成人以外は医薬部外品を使うか、頭皮環境を整備するためにも生活習慣を改善したりしてみてください。
通常のシャンプーとか、トリートメントなんかは一切使わないで、お湯だけで髪や頭皮を洗う湯シャンと呼ばれる方法が存在します。
最初の方は頭部がベタついたように思い、まだ皮脂が残留しているように感じ、育毛には逆効果のように思うかもしれないです。
ただ、継続していけば、頭皮のアブラの量は正しい状態に戻ってくるので、何も心配することはないのです。
どうしても髪のベタつきが気になって仕方ない状態ならば気になったときだけシャンプーを使うという方法もあるのです。
メントールという名前でシャンプーなどに入っているペパーミントは、ハーブの一種で育毛効果があるのです。
ペパーミントオイルを使った動物実験で育毛効果が期待できることが確認できたのです。
でも、ペパーミントオイルを直接頭皮に塗るのはその刺激の方が強いために逆効果を及ぼしますから、絶対にやろうとしてはいけません。
ハーブティーを飲んで育毛効果を期待するならば、男性型脱毛症発症と関連する酵素を阻害してくれるはたらきを持つハーブだといわれているローズマリーのお茶が一番良いです。
イソフラボンは大豆に含まれていることで有名で、体内で女性ホルモンと似通った作用を発揮し、必要以上に男性ホルモンが分泌されないようにする作用を持つのです。
男性型脱毛症、いわゆるAGAは薄毛の原因となる物質に男性ホルモンが変わってしまうことにより発症するため、男性ホルモン抑制により育毛効果が期待できるということになるのです。
さまざまな大豆製品がありますが、栄養成分を腸で吸収しやすい液体状の豆乳は、体内にイソフラボンを取り込みやすい食べ物です。
今の日本で、厚生労働省が使用を許可している育毛用の治療薬は、ミノキシジルとプロペシアの2つです。
前者は外用薬で後者は内服薬として認可されています。
この2種類の薬のほかに使いたいものがあれば、現状では海外輸入するしか方法はないのです。
語学力不足などの理由で自分一人で海外輸入するのが不安な場合には、個人輸入を代わって行ってくれる業者に依頼すれば良いのです。
但し、日本国内で使用許可が下りていないため、個人輸入の薬に関する副作用等は全部自分で責任を取る形になるのは当然でしょう。
自分なりに考えて実行している普段のケアが、実は髪の毛にとって悪い結果を生んでしまうことがあるのです。
たとえば、なるべく早く結果が欲しいからといって添付の使用上の注意に書かれている頻度や量を超えて育毛剤などを塗布した場合です。
いっぱい使えば効果的というものではありません。
それに、その中に入っている成分によっては使用量を守って頭皮に使わないと肌トラブルを引き起こす原因になることだってあるので要注意です。
髪の毛を洗った後にどのように乾かすのかも、健康な髪や頭皮の状態でいるために必要なことです。
最初に、自然乾燥は良くないので、ドライヤーでしっかりと乾かすことが大事です。
ドライヤーですぐに乾かさないと、キューティクルがずっと開いたままの状態ですから、髪の毛がパサパサになってしまうのです。
それと、シャンプー後に育毛剤を使用する際には洗髪してドライヤーで乾燥させた後から使用しなければ、育毛剤の有効成分が折角塗布したのに熱によって蒸発してなくなってしまう場合が考えられるので、ドライヤー後に育毛剤を付けましょう。
栄養素が豊富な卵には、髪の毛にメリットとなる成分もあります。
黄身をメインに摂取できるビオチンには健康な髪の毛が育つのに必要なアミノ酸を盛んに作用させる働きがあり、育毛にはうってつけの食品と言うことができます。
ただ、加熱せずに食べるとビオチンは白身が含んでいるアビシンと結合し、身体の中でビオチンの吸収がされなくなることから、注意を払っておきましょう。
一人で面倒なことなくできる抜け毛対策は、シャンプー方法の見直しをしてみることです。
バスタブに浸かって充分に体を温めてからシャンプーは頭皮の毛穴が開いた状態で始めること、洗髪を開始する前にお湯洗いを実施してしっかりと皮膚の脂を落とす、洗髪時は爪を立てないで頭皮をゴシゴシこすったりせずに優しく洗うことなどが挙げられるでしょう。
今まで述べたことは抜け毛予防になるだけではなくて、サポート的意味合いとして育毛治療の際にもとても大切なことなのですね。
何気なく行っているブラッシングをないがしろにしてはいけません。
ブラッシングを正しく行うことで、後々、健やかな髪の毛を生やすことになるでしょう。
使うブラシは先端が鋭利なものはやめて、髪の毛が摩擦を起こしにくく静電気が発生しにくいものを慎重に選ぶようにしましょう。
少し高級品のブラシになりますが、天然素材で作られたブラシを選択すると良いでしょうね。
また、ブラシの先端が鋭利でないものを購入したとしても、ブラッシング時に頭皮に直接当てないようにすれば頭皮環境を健やかに保つことが出来るのですね。